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2018年1 月コロンビア出張レポート③

コロンビア出張レポート③

今回はメデジンがあるアンティオキア県の奥地のご紹介です。その中でもウラオ地域のご紹介をします。

ウラオ(Urrao)

メデジンから車で4時間ほど西側へ向かうとUrraoの街に着きます。道中は非常に眺めが良く、絶景が続きます。途中で遠くにきれいな三角形の形をした山が見えますが、Cerro Tusaというコロンビアコーヒーのシンボル的な存在の山です。ウラオに近づくとコーヒー農園延々と続きます。この地のコーヒーの存在の大きさを実感しました。

Cerro Tusaの山(右奥)

 

ウラオの街は10年ほど前までは治安が非常に悪く、立ち入ることが困難な地域だったそうですが、今では治安の悪さを感じさせないのどかな街のように感じます。

ウラオの街の広場

Finca La Falda  ラ・ファルダ農園

ウラオではラ・ファルダ農園を訪れました。街を離れて2,000m近い高原を進み、川を渡り、徒歩で吊り橋を渡る秘境のような農園でした。

この農園はアンティオキア県で初めてカップオブエクセレンスで上位に入賞した素晴らしい農園です。Cup of Excellence 2013にて7位に入賞しています。

農園主のJoseさんはウラオで生まれ育ち、コーヒー農園で育ちました。若い時から既にコーヒーに情熱を持ち、仕事に励んできたそうです。今では奥さんのMarbeluzさんと息子のSantiagoさんと共に高品質なコーヒーを生産しています。

この農園ではカトゥーラ チロソという特殊な品種を栽培しています。木はカトゥーラに良く似ていますが実はより細長く、味わいはフローラルで華やかなコーヒーになります。他の国にはなく、また品種としても登録のされていないもので、突然変異によって産まれたものだそうです。

カトゥーラ チロソ(Caturra Chiroso)
カトゥーラ チロソの実

 

またこの農園ではパーチメントの発酵工程を工夫して、独特なフルーティーな風味を産み出しています。様々な試みと、丁寧な生産処理工程を経て素晴らしいコーヒーを生産しているのです。

 

 

 

生産者Jose氏

このLa Falda農園についてはSanta Barbara Estate/Permigano Cafeが素敵なプロモーションビデオを作成していますのでご紹介いたします。

Finca La Falda