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スペシャルセミナーの報告

本日 9/16(水曜日)はカフェタイム久世店でスペシャルセミナーを開催しましたので、セミナー内容を簡単ですがご紹介いたします。

 

image参加者は過去最大の18名です。

講師は橋元重人先生。裏千家茶道講師としてご活躍されている一流の先生です。

まずは座学。

座学では茶の伝来や日本における茶の歴史、茶道についてとても多くの事をお話しして頂きました。ブログでは書ききれる内容ではないので省略せざるを得ないのですが、お点前を観る前にまずは茶と歴史や茶道が茶道の形になった経緯を詳細な史実とともに学びました。

続いてはお点前。

釜、水指、茶入、棗、建水、柄杓、掛け軸、花入れに一輪の花、、、カフェに点前座が出来上がりました。

お点前の一連の流れと共にそれぞれの道具とその使用方法をお話し頂き、実際に濃茶を点てて頂きました。使用する水は梨木神社にある染井の井戸水です。硬くも柔らか過ぎる事もなく、スッと喉を通る心地良いお水だと感じました。

それぞれの動作に意味があるので、複雑に思える多くの所作には無駄な動作などはなく、動きの節々にはまるで舞を観ている様な感覚を覚えました。無駄のない動きはキレイに見える。バリスタとしても学ぶべきことがありました。

濃茶は深緑色のドロっとした液体で、お茶の風味を最大限に楽しむ事が出来ました。抹茶はやはり味を楽しむものなのです。お茶は「伊藤柳桜園」の最高級の「無上」です。主菓子は「嘯月」さんのお菓子で、秋を感じさせる餅菓子と練り菓子を頂きました。濃茶に合うしっかりとした甘さがあり、とても美味しかったです。

 

image先生が点てた後、参加者の方にも体験して頂きました。上手に泡を点てられると美味しくできるそうなのですが、なかなか難しい様です。先生が点てたお茶と参加者の点てたお茶の味の違いは明らかでした。先生の点てたお茶はとてもなめらかで飲みやすく、良質の苦味を程良く感じる事が出来ました。お干菓子は亀屋伊織さんの打物(らくがん)=菊と煎餅(麩菓子)=月に雁です。優しい甘みと食感が薄茶ととても相性が良いと感じました。

最後は玉露です。なんと40度という温度のお湯で抽出していきます。100gで10000円の高級なお茶のエキスです。驚くほど甘く、旨味を強く感じました。

お茶は多様性に富んだ飲料だと実感しました。コーヒーもお茶から多くの事を学べるのだと思いました。

橋元先生、素晴らしい経験と体験をさせて頂きありがとうございました。

 

第2部では参加者の坂田正邦様より頂いたコーヒーを皆様にカッピングして頂きました。ノルウェーとデンマークより全6種類です。ケニア3種、エチオピア ナチュラル2種、ホンデュラスです。

焙煎度合は全体的に浅めでした。どの豆も個性があり、素晴らしい風味やフレッシュフルーツの酸とさっぱりとした甘さがありました。焙煎での味の操作をしないで、素材そのものの風味個性を自然に出すという考えがある様に感じました。個人的に良い意味で北欧らしさを感じるコーヒーでした。

坂田様、貴重なコーヒー豆を持ってきて頂き、ありがとうございました。

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以上です。

参加者の皆様、本日はご参加ありがとうございました。

 

 

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