1. 2018年9月 ペルー出張レポート③ カカオ生産

2018年9月 ペルー出張レポート③ カカオ生産

2018年9月10日から16日まで南米のペルーに行ってまいりました。

最後はカカオ生産についての簡単な補足的なレポートです。

パンゴアのカカオ

ペルーでは年間約7万1千トンのカカオが生産されています。その規模は世界9番目の生産量を誇ります。

一般的にカカオに適した生産地は赤道から南北20度以内のカカオベルトとよばれる地域です。コーヒーベルトは南北25度ですので、同じ熱帯地域の作物であることがわかります。

またカカオ栽培に適した標高は海抜0mから1,400mと言われています。アラビカコーヒーの生産は標高1,000mから2,000mくらいですので、カカオはコーヒーよりも高温度、高湿度ところを好むようです。

パンゴアコーヒーでは、高品質なコーヒー生産に適した高標高地域ではコーヒーを引き続き生産しており、標高が低く高品質コーヒーに適さない農園にはカカオの生産への切り替えをしていました。

下記の画像は途中で寄ったカカオ農園で撮ったものです。赤や黄色に熟したカカオがたくさんなっていました。

カカオにも様々な品種があり、この地域では地域で推奨されている品種がメインに栽培されているそうです。

 

木の幹や枝からカカオポッドと呼ばれる実が直接成っています。

 

パンゴアの従業員の方がカカオの実を持って来てくれました。

 

実を割ると白い果肉がでてきます。

果肉はライチのように甘く非常に美味です。幾つでも食べられてしまいます。

この果肉の中にカカオの種が入っています。

 

果肉は木製の木箱に入れられ、発酵させます。先に重さでジュースが絞り出され、その後改めて木箱に移され発酵が続きます。

発酵が完了したら、次は乾燥工程です。

コーヒーと同じように底上げされた乾燥台で乾燥させます。

乾燥が終わると、ハンドピックがおこなわれます。この工程もコーヒー生産と同じです。

この殻の中にカカオニブと呼ばれるチョコレートの元が入っています。

コーヒーで言うパーチメントと生豆と同じですね。

その後、輸出用に麻袋に詰められ輸出されていきます。

 

パンゴアコーヒーではチョコレートの製造もしていました。

まさにBean to Barを実施しています。

施設内には焙煎機や粉砕機、攪拌器などチョコレート作りに必要な機材が揃っています。

そして出来上がった製品です。

フルーティーな風味と複雑な酸味があり、ここのカカオの品質の良さがよく分かります。

 

カカオはコーヒーの生産地に住む人々にとって重要な作物です。

コーヒーとの共通点の多さにも非常に興味をそそられます。

 

 

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