お知らせ

2017年1月中米出張レポート-グアテマラ編-

今年の1月から2月にかけて中米4カ国へ買い付け出張へ行ってまいりました。
スタッフ浅田も今回初めて中米出張(3カ国)に同行させて頂きました。
遅くなりましたが、その様子をレポートしていきたいと思います。

まずはグアテマラ編です。

カフェタイムではおなじみ、長年お世話になっている、エルソコッロ農園へ行ってまいりました。
Cup of Excellenceに何度も入賞している名門農園です。

グアテマラの首都、グアテマラシティから50キロほど離れたパレンシア地区にあり、車で約1時間30分ほどの場所に位置しています。

周りには2000m以上ある山に囲まれ、農園はちょうど谷間に位置し、風通しがよく、非常に空気の澄んだ場所です。

200h以上の広大な土地を所有していますが、環境を保全とコーヒー栽培のための土作りのためにその半分を自然林としてそのまま残しています。
また、空き地では牛の放し飼いをしています。
放し飼いにすることで、牛の糞と自然のバクテリアが共存し、肥沃な土壌が生まれます。

現オーナーのDiego De La Cerda氏

 

コーヒーの木は徹底的に管理され、木々は深緑色で艶があり非常にきれいな色をしています。

この先様々な農園でコーヒーの木を目にしますが、こちらの葉の艶の輝きは格別なものでした。

カトゥーラ種

パカマラ種です。
今年は天候不順で例年より少し遅れています。
こちらの木の収穫はもう少し先になりそうです。

イエローブルボンもありました。

最近では新たにGeishaやニカラグアから持ち込んだJavaなども植えはじめたそうです。
どのような味わいが生まれるのか楽しみです。

 

農園見学のあとは発酵槽を見せてもらいました。

非常にきれいに手入れされているのがわかります。

 

ちょうど収穫されたチェリーが運ばれてきます。

ここエルソコッロ農園ではピッカーさんのお給料は出来高制なので、誰がどれだけ収穫したかを計測しています。

熟練のピッカーさんにより熟したチェリーのみ収穫されています。
このあとパルパーにかけられ、果肉とパーチメントに分けられます。

乾燥場では一定時間ごとに撹拌して、乾燥状態を均一に保っています。

そして新たにドライヤー(乾燥機)を導入していました。
まだ10回ほどしか動いていないようですが、悪天候が続く場合などにはこちらのドライヤーを使って乾燥させることができるようになりました。

 

エルソコッロ農園は毎年安定して非常に高い品質のコーヒーを届けてくれます。その品質は年々向上しています。そこには徹底した品質管理と、数年先を見据えた栽培計画、長年の努力、知識と経験によって生み出されていることを実際に体感することができました。

グアテマラ エルソコッロ農園

https://www.cafetime-kyoto.com/products/guatemala-el-socorro/