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CafeTime News BackNumber ◆ 2005/8/15〜9/25 |
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2005/9/25 |
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8月28日より9月3日まで、コロンビアのカップオブエクセレンスの審査に行って来ました。 コロンビアに限って、カップオブエクセレンスは年に2回実施されます。 地域によって、11〜2月収穫のところと、6〜8月収穫のところがあるからです。 今年の3月に、コロンビア初のカップオブエクセレンスが開かれたときは、 世界中のコーヒー関係者が、その出来に注目しました。 コロンビアはかつて、’コロンビアとその他のマイルドコーヒー’と、 ニューヨークのコーヒー相場で分けられるくらい、いいコーヒーの代表でした。 いつのまにか、コロンビアはいいコーヒーではなくなりました。 そこには、コロンビアのコーヒー機構が、病気や収穫量の関係で、 改良品種に全土植え替えたと言う歴史があります。 たしかに、コーヒーはさび病や害虫という問題があります。 が、香りや甘味の少ないロブスタ種との交配種ですので、 本来のコーヒーのおいしさが損なわれてしまったのも事実です。 ふたを開けてみると、第1回のカップオブエクセレンスのコロンビアはすばらしいものでした。 そのことは、オークションの価格が物語っています。 ふつう、下位の物は、$2/ポンド前後で買えたりします。 ところが、コロンビアでは下位のものも$5でした。 また、原種といわれるティピカ種100%の豆は、8位だけです。 ほとんどが、カトゥーラとバリエダ・コロンビア(交配種)でした。 交配種でも、丁寧に作ればおいしいのだということを、ブラインド審査は証明しました。 今回は2度目ですが、世界のコーヒー関係者はどう評価するでしょうか。 私見ですが、今回は1回目の物にも増して安定したおいしさがあります。 今回のオークションも楽しみです。 オークションは10月6日です。 |
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↓カッピングのアシスタントのお嬢さんたち。 とっても気さくです。 今回はヘッドジャッジはシェリー・ジョーンズさんという女性です。 マレーシアやアイスランドからも有名なカッパーさんが来られています。 環境保全型農園です。 シェードツリーによって樹が守られています。 見渡す限りのコーヒー園です。 |
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2005/9/10 |
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ブラジルのレイトハーベスト1位入荷間近! |
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今回のレイトハーベストは、1位を落札しました。 今回のレイトハーベストの審査は東京のホテル&レストランショーの開催中に行われました。 ヘッドジャッジはブラジルのシルビオ・レイテさんです。 彼とは、海外でのカッピングセミナーや、SCAA・SCAEの展示ブースなどで何度も お会いしています。−余談になりますが 初めてカッピングセミナーを受けたのも 彼の講習でした。 2001年のマイアミです。 初めてで何がなんだかわからぬままにセミナーが終わり、せめてサンプルが余っていれば もう一度日本で復習したいのですがと、あつかましくお願いしたら、とっても気さくに 応じてくれました。 今回の審査会では彼のカッピングの正確さと美しさに改めて感動しました。 盛り上がった状態のカップにスプーンを差込み、1滴もこぼさずブレークします。 吸い込む量と時間の長さはいつもまったく一緒です 。 |
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↓審査風景 |
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レイトハーベストの説明をします。 カップオブエクセレンスでは、ブラジルの場合、パルプドナチュラルかウォッシュドが エントリーされます。 ナチュラルは外皮をつけたまま乾燥させるので、11月の審査に間に合いません。 じっくり乾いていくので、生過ぎるのです。 そこで、BSCAはナチュラルだけを、翌年の春に別に募集し、審査会がもたれます。 ナチュラルの特徴はそのこくと甘みです。 ウォッシュドの特徴はクリーンカップと酸味の強さです。 それぞれの特徴を生かして、焙煎を変えたり、ブレンドに生かしたりします。 |
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2005/8/30 |
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8月28日より、 コロンビアのカップオブエクセレンスの審査に行ってきます |
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コロンビアはもともとはマイルドコーヒーの代表として扱われてきましたし、 すばらしいコーヒーがあったところです。 一時期ロブスタ種との交配種が主になってしまい、 スペシャルティコーヒーの産地ではもうなくなってしまったのではと危惧されました。 「いいコロンビアがない。」と、よく言われていました。 今年の春からカップオブエクセレンスが始まり、世界のスペシャルティの関係者は 入賞した豆を本当に楽しみにしていました。 コロンビアは地域によっては、中米のように11月から3月に収穫するところと、 南米・アフリカのように5月から7月に収穫するところに分かれます。 さて今回はどんないいコーヒーに出会えるでしょうか。 今からとっても楽しみです。 |
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↑ コロンビアのジャンカルロさん。 彼とは2004年のエルサルバドルのCOEの審査で知り合った。 写真は2005年東京のホテル&レストランショーでのもの。 今回は彼の国で、サンプルを用意して待っていてくれている。 |
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2005/8/15 |
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コスタリカ クロップオブゴールド4位発売開始 コスタリカの入賞豆が入りました。 (豆の説明はお勧めの豆のコーナーで詳しくいたします) こちらは3月末に審査に行ったときのものです。 オークションは4月でした。 審査の参加は3度目(最初はオブザーバー、2度目からは審査員です)ですが、 コスタリカは年々品質向上していくようです。 小さい国ですが、100年ほど前の指導者が、民主主義や軍隊を持たないという方針を 決めたことが幸いして、大きい内乱もなく、平和に成長してきました。 今では中米の中心拠点として、いろいろな世界企業の営業活動の拠点となっています。 軍事費の分を教育に回しているので、国民の教育レベルが高く、英語教育も進んでいます。 コーヒーの栽培技術も高いと思います。 ただ、コーヒー生産国のうちではハワイ・コナについで人件費の高い国なので、 低品質のものは、ほかの国に勝てないでしょう。 当然、コスタリカの方もそのことは十分承知と思いますので、 スペシャルティコーヒーへの転換をはかっているようです。 |
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↑ カッピング風景 |
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↑ イスラエルの審査員さん ↑シンガポールの審査員さん |